家づくりガイド guide SE構法

いつ来るか分からない、
避けられない地震のリスク
だからこそ、
木造最強のSE構法で安心安全な家をつくる

日本は世界でも稀に見る「地震多発国」。首都圏近郊に影響を及ぼす大地震が30年以内に発生する確率は、首都直下型地震は70%、東海地震は88%と言われています。大切な家族を守るため、「安心・安全な家づくり」耐震性の高い住宅をご提案する事は、私たちの使命です。だからこそ、KURASUはSE構法を採用しています。

SE構法は「阪神淡路大震災」で多くの木造住宅が壊れたしまった現状を検証し、「大地震でも絶対に壊れない木造住宅を日本中に広めたい」という理念で開発されました。その後日本で発生した「中越地震」や「東日本大震災」「熊本地震」において、SE構法で建てられた住宅はどの地震においても構造的被害はなく、安全性が確認されています。

SE構法なら、「優れた耐震性」と
「自由度の高い空間」の両立が可能です

従来の在来工法の木造一戸建て住宅において、耐震性能の確保に大量の壁や柱を必要とするため、十分な安全性能を確保しつつ間取りを自由に設計することは難しいとされています。

一方SE構法は、強い構造躯体と厳密な構造計算により、「安心・安全」と「理想の家づくり」の両立を実現し、お客様の夢をかたちにします。SE構法なら、在来工法では困難だった「地震に強くて大空間の家」を実現できるのです。

SE構法は、大規模な木造建築物の技術を住宅に応用するために開発されました。これまでの在来工法で用いられた、大工さんの「勘」や「経験」のような人によって変わる不確定なものをベースとした手法とは大きく異なり、科学的な数値を裏付けとして開発された、まさに最先端の構造技術なのです。
大規模木造の代表的な建築物
長野オリンピックのスケート場「エムウェーブ」

SE構法が耐震性能が高い理由

理由その1
強度が高く品質の安定した「構造用集成材」を
採用している
SE構法の構造躯体に使用する木材には、全て「構造用集成材」が使われています。構造用集成材は含水率が低く、部材ごとの強度が表示されています。強度や性能が明確なので、「どの部分にどの部材を採用するか」を安心して決められます。
SE構法を耐震性に優れた構造躯体にするために、とても重要な要素となっています。
理由その2
柱と梁の接合部の断面欠損が少ない
一般の在来木造工法と呼ばれる工法では、柱と梁をつなげる部分に「ほぞ」といわれる穴加工をしているケースがほとんどですが、大地震の際にこの接合部が壊れた事例も多く見られました。
SE構法では、特殊な金物を使うことでその断面の欠損が少なくなります。また、集成材は木造自体の収縮も少なく、なおかつボルトやドリフトピンで強固に接合しているので、熊本地震でも注目された「連続した揺れ」に対しても非常に強いと言えるのです。
理由その3
柱の引き抜き強度が高い
大きな地震による揺れが発生した時に、最も壊れやすい部分が柱と基礎の連結部分です。この部分が弱いと、大地震時に柱ごと引き抜かれて建物が大きく損傷します。
SE構法では、「柱脚金物」という特殊な金物で、基礎と柱が直接連結しているので、その引き抜き耐力が大きく向上しています。これにより耐震性もまた大きく向上しているのです。
理由その4
数値に裏付けられた「構造計算」を行っている
SE構法が地震に強いと言える最大の理由は、この「構造計算」というシステムにあります。意外に知られていないことですが、この「構造計算」は一般の木造住宅では法律で義務化されていません。つまり、その代りに設計士の勘と経験で建物の安全性を決めていました。
SE構法は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同様に、数値に裏付けられた「構造計算」を行っています。
理由その5
精度の高い指定プレカット工場で加工される
例え科学的に「構造計算」をして耐震性の高い設計図を作成したとしても、実際に使うその部材や加工精度が低品質なものであればまったく意味をなしません。
SE構法では、構造計算によって指定された部材の種類や大きさ、金物の設定などのデータがそのまま指定プレカット工場へ直接つながる仕組みを持っています。それによって、計算された通りの部材が高精度に加工されて、建築現場に直接届く仕組みとなっています。

SE構法が空間の自由度が高い理由

理由その1
木造なのにラーメン接合である
「SE構法」が自由度の高い空間を実現できる最大の理由は、その「ラーメン構造」という構造躯体の接合部にあります。
SE構法は木造でありながら、重量鉄骨造のような「柱」と「梁」が強固に接合されている「ラーメン構造」を用いています。接合部に特殊な「SE金物」と「Sボルト」を使うことによって、ラーメン接合の強さを持つことが可能となり、木造住宅でも自由度の高い空間設計を可能としているわけです。
理由その2
耐力壁の強度が高い
建物全部をラーメン構造にするためには、その部材や金物類をヘビーな仕様にしなければなりません。そうなるとコストも大きくかかってきます。そこで「SE構法」では、「ラーメン構造」で持たせる部分と、「耐力壁」と呼ばれる強い壁で持たせる部分をバランスよく配置することで、コストパフォーマンスを最大化しています。その「耐力壁」の強さも在来木造の壁に比べて2倍以上の性能を持っているので、トータルでも必要な壁は少なく済みます。
理由その3
構造計算で安全性を担保している
SE構法の特徴である「ラーメン構造」や「高耐力壁」を採用するためには、その強さが理論的に組み合わせるために「構造計算」が重要になります。「柱や壁が少ない大空間」、「光が差し込む大きな開口窓」、「気持ち良い吹き抜け」などの空間設計をしても、その全てが「構造計算」によって支持された構造部材で作られます。それは、住宅の設計者にとっても、大きな安心感をもたらします。
理由その4
スケルトン・インフィルの仕様
SE構法はラーメン構造なので、柱と梁と耐力壁で強固な躯体を構成します。そのためほとんどの場合で、建物の構造躯体と仕切り壁などの内装を分離した「スケルトン・インフィル」の仕様となります。子供が生まれたり二世帯で暮らすことになったりと、ライフスタイルは変化していきます。「スケルトン・インフィル」の仕様なら、間取りを簡単に変えることができます。
参考:重量木骨の家ホームページ https://www.mokkotsu.com/about/se/
「SE構法とは」より抜粋

SE構法だから実現できる木造建築の実例

大空間  大開口  吹抜け

ビルトインガレージ